MENU

寂しかったって言われても困ります。

“数年前のお話です。

お付き合いをしていた同じ年の彼氏は、常に誰かが傍にいてくれないと嫌だという「構ってちゃん」でした。

私が、数日家族と一緒に旅行へ行くと、鬼の居ぬ間に洗濯…とばかりに、友人と一緒にナンパをしてお持ち帰りをしたり。

私の仕事が忙しくて、なかなか会えない日が続くと、女友達とこっそり朝帰りをしていたり。

平静を装っても、元々彼は取り繕うのが下手くそなので、すぐ私にバレては喧嘩をしていました。

困った事に、浮気の事を私が問い詰めると「お前がオレを放っておくからだ!」と、反省も謝罪もなく逆切れ。

それでも好きな気持ちはあったので、何度か別れ話はありましたが、結局はずるずるとなあなあの日々を費やしていました。

ある日、姉に彼の事を相談すると「浮気は病気で不治の病だから、怒るだけ無駄だよ」と言われて、「確かにそうだな」と。

目から鱗といいますか、自分の中で何かがパチン、と弾けました。

諦めの境地に入ったのか、悟りを開いたのか、今でもよくわかりません。

その後私は、彼が女友達と二人で食事をしようと飲みに行こうと構わず、怒る事も疑う事も追及する事もまったくしなくなりました。

しかし、それはそれで、彼にとっては面白くなかったらしく。

一緒にいる時も、とりとめのない話の中にチラホラと女の子の名前が出てくるようになりました。

どうやらヤキモチを焼いて欲しかったようですが、度重なる浮気の喧嘩で面倒臭くなっていたので、ほとんどスルー。

だんだん愛情も冷めてくると、色々冷静になって考えるようになり、結局私から「もう好きじゃなくなったから別れて」と切り出しました。

年単位でのお付き合いだったせいか、物凄く引き留められましたが「好きでもない人と一緒にいる意味ないから」と一刀両断で終了。

その後、散々「お前がいないと寂しい」とか「付き合っている時も、すぐ傍にいて欲しかった」とか、泣き落としのメールがいっぱい送られてきました。

20通目の「寂しいよ」というメールが来た時、一度だけメールを返しました。

「貴方の言う「寂しい」は、「女なら誰でもいい、自分の傍にいて甘やかして欲しい」って事でしょ。

私は誰でも良くないし、甘られるのも嫌だから、絶対に貴方だけは選ばない」

その後、メールは来ませんでした。

風の噂では、私と付き合っていた時に浮気した人とお付き合いを始めたとか。

浮気がバレた時の良い訳で、「だって、寂しかったの」という常套句を使うのは女性だけだろうと思っていたので、まさか言われるとは思っていませんでした。

内心、結構びっくりしたという思い出です。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる